測定手順


検体準備(標準測定:2倍希釈の場合)


※夾雑物質の影響軽減の為、標準測定2倍希釈としています。必要に応じて希釈調製および本体機器設定下さい

①尿検体を測定直前に遠心します。(3000~5000rpm5分程)

②マイクロチューブに純水(又は精製水)200μlと遠心した尿検体の上清200μlを分注します。

 

③マイクロチューブの蓋をし、泡立てないよう転倒混和します。調製した検体はすぐに測定します。


測定手順


本体を立ち上げ、測定直前に開封した測定カードをセットします。

測定カードの左右2ヵ所の検体滴下部2倍希釈した検体を100μLずつ滴下します。

検体滴下後速やかにスライドテーブルまで差し込み、測定が自動的にスタートします。測定時間は5分間です。

5分後に結果が表示されます。(印刷設定している場合はプリントアウトもされます)



尿中8-OHdG酸化ストレスマーカーICR-001測定画面

測定結果はCSV形式で外部出力可能で、データ整理や統計解析に便利です。

USBメモリを本体に挿入し、履歴画面より「USBコピー」をタップすると結果がUSBに保存されます。(500測定毎にCSVファイルとして出力されます。)

検体について


●尿検体の採取は清潔な容器を用いてください

●採尿当日に測定しない場合は冷蔵または冷凍保存してください

→採取翌日に測定する場合は冷蔵、それ以上保存する場合は-25℃以下で凍結保存し、3カ月以内に測定してください。

●冷蔵または冷凍保存した尿検体は、測定前に室温条件下に保管して18~25℃に戻してから測定してください。

●次のような検体については、測定に影響を及ぼす場合がありますので、適宜対応して取扱いください

・採尿時沈殿・濁りのひどい尿検体

・冷蔵・冷凍を行った検体

→遠心(3000~5000rpmで5分程度)後沈殿物を吸い込まないよう上清のみ測定に用いてください。

●次のような検体については正しい測定が、できない可能性があります。

・血液の混入が目視で判断できる尿検体

・サプリメントや機能性食品などの摂取、その他の処置により、過剰量の薬剤等が尿中に存在することが予想される検体

・尿以外の検体(水溶液、血液、血清、唾液、組織抽出液、骨髄液等)